犬猫の殺処分について
毎年何万匹にも及ぶ犬や猫が、殺処分(さつしょぶん)され続けています。ペットブームの裏側に潜(ひそ)む暗い話ですが、問題を解決へ導くためには、まずはひとりひとりが現実を知る事が大切です。
殺処分年間161,847匹(平成24年度)
平成24年度に全国の殺処分数です。
1日にすると約440匹の命が、人間の都合で奪われていることになります。
私たちが活動する福岡県では平成24年度は7,377匹の命が奪われました。
殺処分はどのようにおこなわれるの?
「安楽死?」「麻酔薬?」
いいえ違います。殺処分方法は、二酸化炭素ガスの注入による窒息死です。
引き取られたその日から、命のカウントダウンが始まり、一日経過するごとに檻を移されていき、最終日の部屋に入ると殺処分室へ追い込まれます。
追い込まれたら、ガスで窒息させられ焼却されます。
命尽きる最後の瞬間はとてつもない恐怖と苦痛を味わいながら死んでいきます。
決して安楽死などではありません。
殺処分はなぜ行われるの?
殺処分が行われている理由。
- 逃げ出しても探さない
- 避妊去勢をしない
- 住環境・年齢を考えずに飼う
これらは全て【飼い主側】の責任です。
動物を飼おう!と考えた時や、迎えた時、
これから始まる新しい生活に 喜びを感じていたはず。
最初から 棄てるつもりで飼う人はいない。
だけど、センターで処分される犬、猫たちの大半が
【人に飼われていた】
【人の愛情を知っている】
【人の家で産まれた】
動物が好きだからと、迎えた。
それなのに、迎えいれた【命】に最後まで責任がもてない。
毎日、毎日、たくさんの命を奪っているのは、
センターの職員でもなく、
犬や猫が嫌いで、石を投げつける人間でもない。
犬や猫が好きなだけの無責任な飼い主。
最後まで飼い主を待ち
意識が薄れる瞬間まで、飼い主を思い
苦しみの果て 消される命。
可愛いから、可哀想だから、それだけでは動物は飼えません。
動物を飼いたいと思ったら、まずは考えてください。
【命の重み】について。。。
殺処分をゼロにする為に私たちができる事
センターにいる犬猫の新しい家族を探すお手伝い
センターに持ち込まれたり保護された犬猫の新しい家族を探すお手伝いをしています。
インターネットによる啓発活動
今まで知らなかった人にも知ってもらう事で、
「日々、尊い命がうばわれている現実」を
世の中に広めていくために、ブログ・ホームページ・facebookなどで情報を公開しています。